名称

微小管

特徴

 真核細胞に存在し,直径約 25 nm の管状の構造で,細胞骨格の一種である。
 微小管は,球状のタンパク質であるαチューブリンとβチューブリンが結合したものがたくさん連結してできている。その両端は+端と-端で,極性がある。
 繊毛や鞭毛,紡錘体は,複数の微小管の束からできていて,鞭毛などの運動や染色体の移動に働いている。また,微小管上を移動するモータータンパク質としてダイニンやキネシンなどが知られていて,細胞内の物質輸送に働いている。

PDB ID

5ubq
(微小管のプロトフィラメント)

参考

キネシン