分子名

α-ケトグルタル酸

分子式

C5H6O5

特徴

 カルボキシ基を2個もつ有機酸で,常温・常圧では無色の結晶である。
 クエン酸回路の代謝中間体で,クエン酸がいくつかの段階を経てオキサロコハク酸となり,オキサロコハク酸が脱炭酸されて生成される。グルタミン酸の脱アミノ反応によっても生成され,アミノ基転移反応におけるアミノ基の受容体となる。
 また,グルタミン酸などのアミノ酸は,α-ケトグルタル酸を経てクエン酸回路に入るなど,アミノ酸代謝で重要な役割を果たしている。

参考

クエン酸