分子名

ATP(アデノシン三リン酸)

分子式

C10H16N5O13P3

構造式

特徴

ATPは,アデニンとリボースが結合したアデノシンに,3つのリン酸が結合した分子である。リン酸間の結合を高エネルギーリン酸結合といい,ATP分解酵素の働きでこの結合が切れADPとリン酸に分かれると,そのエネルギーが放出される。生物は,このエネルギーを,筋収縮や物質合成,能動輸送などの生命活動に利用していて,ATPは「エネルギーの通貨」に例えられる。ATPは主にATP合成酵素により,呼吸や光合成で生じる。

参考

ADP(アデノシン二リン酸)
リン酸
アデニン
リボース