分子名

リンゴ酸

分子式

C4H6O5

特徴

 ヒドロキシ基(-OH)とカルボキシ基をもつ有機酸である。和名はリンゴからみつかったことに由来する。
 C4植物では,CO2は,葉肉細胞でオキサロ酢酸として固定され,リンゴ酸にかえられたのち,維管束鞘細胞に運ばれて再放出され,カルビン回路のCO2源となる。呼吸のクエン酸回路では,水がフマル酸に付加することで生成したリンゴ酸は,酸化されてオキサロ酢酸となる。
 爽快感のある酸味をもつため,飲料や食品の酸味料として用いられている。

参考

オキサロ酢酸