分子名

オキサロ酢酸

分子式

C4H4O5

特徴

 カルボキシ基を2個もつ有機酸で,常温・常圧では無色の結晶である。
 クエン酸回路の代謝中間体で,フマル酸が水分子と反応してリンゴ酸となり,リンゴ酸がデヒドロゲナーゼによって酸化されてオキサロ酢酸が生成される。オキサロ酢酸は,アセチルCoAのアセチル基と結合してクエン酸となる。
 トウモロコシやサトウキビなどのC4植物が,CO2を固定するとき,最初に生成される化合物もオキサロ酢酸である。

参考

リンゴ酸
クエン酸